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Question & Design 創刊します


社会に良い影響を与えるためには何をすべきなのか?
誤解を恐れずに言うと、より多くの経営者が良い経営、良い事業をすることなのではないかと思ってます。

事業をやることで収益が得られ、持続可能な活動状態が作ることができる。
その”回っていく”状況さえ作れたら御の字、事業が目指す方向性さえ間違えることがなければ、必ず社会に対して良い影響を作っていくことができる。

反対勢力の真っ只中で批判に晒され続けながら戦う、そういうタフな変革は、ジャンヌダルクさながら負を背負って生きていくことができる強いヒーロー/ヒロインでないとできないわけで。
自分も含めたごくごく普通の人は自分の人生を楽しく生きながら同時に社会にも良い影響が与えられる、そんな風にうまいことやりたいはずなんだろうと思います。

さて、紹介がおくれました。
私は株式会社NEWhというデザインコンサルティングファームの代表をやってる神谷と申します。NEWhは自社の事業を通して、色々な企業の新たなチャレンジや変化の支援をしてその数と質を増やすことで、少しづつですが世の中の風向きを変えようとしている会社です。この『Question & Design』では編集長をやっていきます。


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本題に戻ります。
事業の方向性さえ間違えなければ、社会は変えられる。
先ほどそう申しましたが「事業の方向性を間違えない」これが想像以上に難しい。

社会に対して、顧客に対して、社員に対して、数多くのステークホルダーを巻き込みながら、正しい方向を選び、そこを目指していくことにはなるのだけれど、大航海時代の航海さながら、正確な地図すらない中で先を目指さなくてはいけない、経営とは大小関わらず、全てが先の見えない手探りの旅だと思っています。(だからこそロマンがあるという話は置いておいて)

一昔前、経営現場には海外のコンサルファームによってサイエンスが持ち込まれました。
それにより経営や事業運営は再現性が増し、安定的に事業の規模拡大を図っていくことが容易になりました。成長のスピードはサイエンスが持ち込まれる前に比べ格段に上がっていったということは、昨今の企業の栄枯盛衰のサイクルを見ていればあきらかとも言えるでしょう。
ただ、残念なことにサイエンスが提供できるのはHowの部分の補強であって必ずしも万能ではありません。経営や事業がそもそも何をすべきなのか、またなぜそうすべきなのか、というWhyやWhatに対しての解を提供できるものではないからです。

VUCAとも表現される昨今、先行きはより不透明になっているのは多くの人が感じている通りで、経営もより濃く暗い霧の中をすすむ航海のように、困難を深めているのではないでしょうか?

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デザインはホリスティックな視点で未知なる価値を発見/可視化するための手法、と言えるとも思います。

最近周囲でもデザイン経営という言葉を聞くことが多くなりました。経営現場にサイエンスだけではなくデザインも取り入れられることによって、不透明な世の中であってもしっかりと企業が提供できる意味ある価値を見出すことができる。それにより「事業が方向性を間違わない」そんな経営が可能になるのかもしれないと思ってます。

今日立ち上げた『Question & Design』は、デザインの視点やグローバルな視点から新しい問いを見つけ日本の経営をアップデートするCDO、CXO、CCOのためのデザイン経営マガジンです。

事業を通して社会に良いインパクトが与えられるような企業が増えていくことを願い、デザイン経営の実践の手がかりとなるような情報発信に努めていきたいと思います。

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『Question & Design』で発信していくコンテンツを少し紹介します。

1.「Q’s Global Question」
2.「Portrait of CDO」
3.「Special Issue」

1つ目の「Q’s Global Question」はQuarts(https://qz.com/emails/quartz-japan/)とのコラボ記事です。Quartsの海外リサーチ力を頼りに海外のデザイントレンドをQuarts目線で伝えてもらいます。

2つ目の「Portrait of CDO」は日本のCDO(Chief Design Officer)CCO(Chief Creative Officer),CXO(Chief experience Officer),が実際どういう仕事をしているのかインタビューで聞いていきます。経営者がデザイナーを経営に活用するやり口、デザイナーが経営に参画していくために必要な視点やスキルセットなど、を明らかにしていこうと思ってます。

3つ目の「Special Issue」は上の2つに当てはまらない、けれども今探りたいことを都度都度記事にしていきます。

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経営とデザインの距離感を縮めることで経営の質をかえる。より社会に意義ある事業が増えることを期待し『Question & Design』を始めたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

『Question & Design』編集長 神谷憲司

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